世の中の全ての人にチャンスの提供を!
男はなぜか神妙な面持ちで
「…お姉さんのしてる仕事、ちょっと言うてあげよか?
…あ〜…でも、お姉さんから直接言ってもらったほうが…」
チョメ(この場にいない、お姉さんの意思を尊重して偉いなこいつ)
男 「だって…今の仕事に満足してるねんもんなぁ?」
チョメ(そら、なりたくて勉強してなった仕事やからねぇ。…でもここはお姉さんやこの男の為にも話を合わせることが大事なのかも)
「いやぁ〜、でも新社会人やし…仕事のこと、まだよぉわかってないし…」
男 「じゃあ、ちょっとだけ説明しますね☆」←営業トーク調
男は棚を勝手にあさり、本や雑誌を数冊目の前に広げてきた。
大きな字でドドンと書いてあったのが
「アムウェイ」
\(^o^)/とんでもねぇところに来ちまった\(^o^)/
フットワーク軽い自分を初めて恨んだ。
男「アムウェイって知ってる?」
チョメ「なにそれ!知らん!」←うそ
男はおもむろに、ホワイトボードにアムウェイの経営理念等を書き出した。
仕事が5時に終わったら、その後の時間を使ってもう一つ仕事ができるということ
今の社会や政治の仕組み(努力して働いても報われない的な話)
アムウェイは夢に向かって頑張る人にチャンスをくれる仕事であること…
ありとあらゆることを スルスルとホワイトボードに書き出し
流暢に説明する。
…こいつ高卒のくせにばり難しい話するやんけ
と思いつつ
目がマジだし
この説明いつまで続くの?
今日帰してもらえるのかな?
出された水飲んじゃったけど
睡眠薬入れられてたらどうしよう、、
恐怖感が募る。
ちらっとテレビの下の棚を見ると
アムウェイと書かれたDVDやら資料やらがある。
チョメは目の前が真っ白になった。
説明を受けている途中で、仲間(チョメと同い年くらいの男女)が来て
キッチンで料理をし始めた。
…圧倒的に不利じゃね?\(^o^)/
帰る、とかゆったらキッチンにいる仲間に包丁で刺されるかな…
それとも暴行加えられるやつかな…
必死に、帰る方法を考えた。
突然電話きたフリして外に出て…
親が倒れて実家に帰らなあかん!という嘘をつく方法。
→外に出た時にサイフから金とかカード取られたら怖い
→そもそも嘘つくのも演技も下手ですぐバレる
崖っぷちである。
色々思い悩むうちに それが顔に出ていたらしく
男 「大丈夫?…人見知りなう?」というなぜか人見知りをしていることにされるくだりを何回か経て
5回目くらいの「大丈夫??」に
チョメ「…だいじょうぶ…じゃ…ない…」
と素直に言ってみた。
すると自然と感情が高ぶり、泣きそうに。
(この調子で泣いてやれ!)
と思ったものの
\(^o^)/なかなか涙出ない\(^o^)/
俯き必死に目をつぶり、…うっ…うっ…
と泣き真似をしたり 鼻をすすってみたりしたが、全く涙は出ず。
たぶん泣いてないのバレてた。
男「…帰る?」
チョメ「うん……ごめん……一人で帰るから…」
男「でも道わからんやろ?駅まで送るで」
チョメ「…ごめん…玄関まででいい…」
男「どうしたん?まじで」
チョメ「ごめん…」
玄関までまた男と2人になった
男「どうしたん?」
チョメ「…なんか…こわい……言ってるはわかったけど、よくわからんしこわい…」
男「最初は俺もなにも知らんかったけど、説明されて理解したら怖くないやん!」
チョメ「…ごめん…こわい…正直、私は…そういうのしたくないかな、っておもう…」
恐怖で ただただ謝ることしかできなかった。
男「なにも知らんくせに、勝手にそんなこと言わないでほしいですけどね(初めてイラついた口調)」
チョメ「ごめん……ありがとう…さよなら」
ありがとう、という謎発言を残し 家を去る。
すぐに振り返ったり、ダッシュしたら男が追いかけてくると思ったので平然を装い、ある程度歩いたところで振り返ると男はもうおらず。
全力で駅までダッシュして電車に飛び乗り帰宅。
人生で一番の恐怖体験だった。
ふがいないチョメは空を見た
ということで。チョメ氏は最近 大学の後輩に会った。
その時後輩が「今はもう街コンとかより恋活アプリの時代ですからね〜」っておすすめされたのと、帰りにviviか何かの雑誌にも恋活アプリの特集が組まれており、
ちょっとやってみるか〜〜\(^o^)/的な
いつもの軽いノリで 友だちと登録した。
Facebookと連動していること、年齢確認があること、男性はお金がかかる?こと等あって
まあ、変なサイトよりは安心して使えるのかな、といった印象を受けた。
プロフ写真、自己紹介文等を入力し、恋活アプリ生活スタート。←
このアプリで良いのは 住まいを入力すると、その近くに住んでる人をピックアップしてくれるところだ。
あ!この人いいじゃん♪と思えば イイネ!ボタンがあり、向こうの男性に通知がいく。
そして男性のほうも、
このイイネ!してくれた子…いいじゃん♪と思えばイイネ!返しをする。
するとマッチング成立\(^o^)/となり、メッセージのやりとりが可能になる。
すっげー手軽\(^o^)/(笑)
私はマッチング成立した男性約10名とやりとりをした。
その中の一人、 カフェ好きを名乗る1つ下の会社員と会うことになった。
その男とは、初対面なのに会話が弾んだ。
共通点も多く、(あ、1発目でいい人に会えたかもしれん)と思った。
会話の中で、「アフターファイブで知り合ったお姉さん(51)がすごくいい人で、仕事帰りに家に寄ってご飯食べさせてもらったり
仕事の相談とか乗ってもらってるねん!」と言って
そのお姉さん(51)← とアフターファイブ繋がりのみんなと行った伊勢旅行での写真を見せてもらった。
…たしかに若く見えた。
楽しそうにしていたので
いいねー!こういう繋がりってなかなかないし大事にせなあかんよ〜、と言うと
男: 今度一緒にお姉さん(51)の家に行こうよ!と目を輝かせて言うもんだから
2回目で まだ初対面に近い男の人の知り合いの家に行く、ってなかなかカオスなシチュエーション!と思いつつ
チョメ: うん、行こう
とノッてしまった。
お姉さん(51)の家に行く日を決めて、その日は別れた。
チョメは考えた。
「人様の家に上がる、ということは何か手土産が要るのでは…?!」と。
渡す際に言わなければならない、「ほんの心ばかりのものですが…」も心の中で何度も練習した。
駅から家までの道中、そのお姉さんについての説明?があった。
お姉さんは40歳の時に離婚して、一人暮らしをしていること。
お姉さんは日中、市のゴミ収集のOLをしていること。
このままでは経済的にも苦しく、将来が不安であり、空いた時間でもう一つ仕事を始めたこと。
そのもう一つの仕事関係でお姉さんと知り合ったこと。等
家を見ると、経済的に苦しい割にいいマンション(家賃8万はありそうな感じ)である。
さらに部屋を見てみると、高そうな材質のテーブル&チェア。そしてホワイトボード。←?
ん??ホワイトボード???
お姉さん(51)は金髪だった。
とても苦しい生活をしている人には見えなかったが、持ち前の明るさで苦しさを感じさせないだけかな?とも思った。
イスに座り、世間話もソコソコに
男が唐突に「こないだ行った伊勢旅行のDVD見る?」と言って見せてきた。
「大人の修学旅行」とタイトルが表示され、
嵐のGUTSをBGMに、パリピ感漂う伊勢旅行の写真がスライドショーで流れてきた。
お姉さん(51)以外は皆、チョメと同じくらいの歳の子ばかりで
(お姉さんは生活に苦しいけど、若い子たちに恵まれて 幸せなんやなあ〜〜)と、お姉さんに感情移入した。
男はこの日の思い出を振り返る。
車6台で行ったこと
赤福が美味しかったこと
人は多かったけど 充分楽しめたし来年も行く予定していること
看護師、助産師、会社員、…職場では出会えないような色んな職に就いている人たちが集まったこと…
今週末にはフットサル、次の週はイチゴ狩り、4月には花見もすると言う。
男 「また色々誘うねっ☆」と笑顔。
DVDの途中、お姉さんはしれ〜っと外に出かけて帰って来ず、男と2人になった。
トレンチコートって…
トレンチコートって、
なんか刑事っぽくないですか??
社会人たるもの、トレンチコートの1着くらい持っていても良いとは思うものの…
なんか…羽織る気になれない…
たぶんというか、ぜったい、チョメが低身長のため、トレンチに着られてる感じが出ると思うんだ。
だから春は体にムチ打ってコートを羽織らない24年間を過ごしてきた。
誰か、低身長の人でもイケるトレンチあれば一報ください。←
そんなチョメは最近髪を切った。
顔まわりにレイヤーを入れると小顔に見える、という情報を手に入れたからだ。
顔まわりにレイヤー…
Yes!有村架純!!!
でも…
美容師「今日はどんな感じにされますか?」
チョメ「えっと…、
こういう感じのぉ〜…」
美容師 {…え(笑)こいつ有村架純とかまじ正気かよ、ぜってームリだからwwww有村架純に謝れw}
と思われそうなので
美容師「今日はどんな感じにされますか?」
チョメ「こんな感じの…
っ顔まわりに段入れてくださいっっ(バレる前にすぐしまう)」
美容師「あ!はい、顔まわりにレイヤー入れる感じですね〜☆」
…勝訴…
チョメは望み通りの顔まわりレイヤーを手に入れた。
有村架純にはなれないが満足である
I'm a perfect human.
こないだ2年ぶりにある男の人とご飯に行った。
その人は
31歳 独身 いろいろな職を経て現在は公務員。
2年前は 3回程度遊んだものの、連絡を取ったりするのが面倒になり途切れた。
(…いや、本当のことを言うと 3回目でまさかのその人の家でお好み焼きを食うことになり、「準備しとくわ〜!」「俺の作るお好み焼きは世界一やからな!」って言ってきて
いざ食ってみたら肉も魚介も入ってない
謎のお好み焼き(もはやお好み焼きとは言えない)だったこと、
一口食って「うっまー!」って自分で(しかも大声で)言ったこと、
部屋着的なのがダサかったこと、
おもむろに自分の思い出DVD(高校時代の部活、水泳部)→水球(自分がやってるスポーツ)の日本代表VSロシアの試合を見だしたこと
などなど、*1と思うことを挙げればキリがなくて、会うのをやめた)
そんな人から 突拍子もなく久しぶりに連絡が来て、会ってみた。
話しやすいし、友達も多く、第三者にも優しい人なのだが
…話の語尾で白目を剥くときがある。
と思いつつ
気付いてしまったらもう終わりである。
すげーオモロイ。やばい。まじかよwwww
マンツーマンで会っているので誰ともこの面白さを共有できないことが辛かった。悔しかった。
本人は至って正気だし、真面目に話しているのだが いかんせん語尾の白目wwww
途中から半笑いが止まらなくて死ぬかと思った
そんなことはさておき、←
その人は 朝はスムージーを飲み、毎日10キロ走り、鴨川で時折ヨガをする。
23時には眠り、朝はどんなときでも5時には必ず起きる。
趣味はランニング、サーフィン、トレッキングラン
夏には毎年ライフセービングの大会に出ている。
仕事も着々とステップアップをしている。
これらのことはみな事実であり、すごいな、と思う。素直に。だけど…
『今の自分は、理想の自分やねん』
至って正気で。マジメに。ドヤ顔で。語尾白目で言うもんだから
なんか…ね?(笑)
「ああそーですかwwww」ってなったよね(笑)
そんなこと堂々と言える人この国に存在したんだwwww的な
2年前は その人のことを"スムージー"と陰で呼んでいたが
これからは"I'm a perfect human"って呼ぶことになりそうです。はい
その人は、やっぱり人生のベクトルが違う方に向いてるな〜(笑)と改めて思ったのでした!
ちゃんちゃん
犬ってやつぁ〜…
犬がうちに来てからチョメの生活は規則正しくなった。
洗い物は流し台に溜めなくなったし
洗濯は毎日するし、床の拭き掃除も毎日するし、クソ寒いのに夜は窓を開けて空気の入れ替えをするようになった。
家に帰ってご飯を食べ、犬に餌をやり、少し休憩したら散歩に出掛ける。
帰宅後 風呂に入り色々しているとこんな時間になる。
今日は犬を風呂に入れたので 犬の風呂→犬のドライヤー→自分の風呂→ドライヤーでチョメは激しく疲れた。もう眠い
だのに〜な〜ぜ〜…
そういう時に限っておしっこをミスるのぉぉぉ\(^o^)/
しかも毎回トイレシートの30㎝ヨコ、とか惜しいところでおしっこするんだよ。
若年性更年期のチョメは怒り心頭だよね。
「なんでやねんっ!!どういうことやねん!!おしっこくらいしっかりやれや!!!」と怒り狂いながら処理をしたorz
できるくせにミスるから余計にねぇ…
怒られた、と思ったらしく
自分のベッドでこちらをジーっと見て反省していたが
しばらくして
「もう怒ってないっしょ?ん?ん??」
ってな感じで寄ってきてスリスリしてくる犬。
…なんてあざといんだ…
そして許してしまうチョメ。
犬の勝訴っっ
あの〜…ひとつ言ってもいいですか?
雑誌、テレビを見ていて思うことがある。
…同年代の人、みんな成功しすぎじゃね?
ケチなので雑誌は買わない派だったが、有岡大貴×伊野尾慧(HSJ)の連載が始まる、ということで最近 『with』というオシャレ雑誌を買っている。
「ザ★会社SNAP」という、ある会社で働く女子たちの通勤スタイルや持ち物を載せるコーナーがある。
そこではadidas、GODIVA、株式会社mixi…etc
誰もが知っている会社で働く同年代の女子たちのリアルが載っている。
会社内にカフェ、週1回スポーツ選手にインタビュー、趣味はヨガ、フラダンス、シンガポールとSkypeで打ち合わせ、2ヶ月に1回は海外出張…
ん?それマジで言ってる?\(^o^)/状態である。
一方チョメは…
毎日還暦間際のおじさんたちと仕事、仕事後は直帰or本屋(ヲタ誌の立ち読み)、からの犬の世話←NEW!
趣味はアイドル鑑賞、ジム(ちょっと汗かいてすぐ風呂入ってスッピンで帰る)である。
…どこで道はずれちゃったんだろ…
とにかくテレビや雑誌に出てくる人の日常は興味深く刺激的で、すごく憧れる。
職種も秘書、SE(システムエンジニア)、受付、金融……響きだけでカッコイイ。
そして皆ビジュアルも良く、洗練された感じが漂っている。
彼女たちは 出勤前に気になっていた話題のカフェで朝食をとり、イベントに向けネイルチェンジをし、午後休をとってミュージカルへ行く日々を送っている。
…
マジかよ\(^o^)/の連続である
当然のことながら恋愛もうまくいき、貯金もしているのだ…
恐ろしくないですか…
それが私とひとつふたつしか変わらない歳の女性の毎日、日常、エブリデイなのである。
ワシかてゾゾタウンで働きたいし←
職業なに?って聞かれて
「秘書ですっ★」ドヤァ
って可愛く言ってみたいし
出勤前にカフェでコーヒーひっかけてから優雅に、ツーステップで出勤かましたいし
アフターファイブは美意識が高くてお互いに高め合える同僚と六本木の意味わからんパーティーに参加したいし
貯金1000万くらいあってほしいし
「周りの人がいてこその自分です」とか素敵女子の極み発言したい。
それが最近思うこと←
以上
犬について
連続投稿。
目指せカリスマブロガー。
目指せはぁちゅう。
私の実家には犬がいる。
2013年3月から飼い始めた、かっこよく言えばトイプードル×ミニチュアダックスフンドのハーフ。
ハーフタレント犬である。
彼女は明るく、小柄なのに大胆であり、さらに知性も持ち合わせている。
ハーフタレントでいう ホラン千秋ポジションなのである。
実家にいる父(クレイジー鬱)が主に彼女の世話をしていたのだが、世話が精神的ストレスになる為 一時的に預かってほしい、と言われ
翌日 弟に連れられ彼女は私の一人暮らしの部屋にやってきた。
というわけで私は昨日から 犬と一緒に暮らしている。
彼女は先述したように、子役(ペットショップ)時代からトイレを完璧にマスターしており
ムダ吠えもなく、エリート街道を突っ走っていたのだが
初めての場所、慣れない環境ということもあって
トイレ連続失敗、ムダ吠えの繰り返し…
スランプ状態だった。
私も できる彼女を知っているがゆえ、
できない彼女にイライラが募っていった。
殴ってやろうか、と思う瞬間すらあった。
3時間前にトイレを失敗したときに私は考えた。
トイレシートに失敗したおしっこを吸わせれば成功するのではないか?と。
とにかく次のトイレの瞬間を待った。
風呂に入り、ブログを書いていると…おしっこの臭い…また失敗したか…!?
部屋中見渡してみても いつも失敗する床におしっこがない。
…ということは
…
……
…!?
おしっこ吸わせたところを触ってみるとあたたかい。
勝訴っっっ
全俺が泣いた
彼女がここに来て 初めて褒めました。
私たちの暮らしは始まったばかり。
〜Fin.〜